今回製作するのはこちら。
HGCE(COSMIC ERA)251のインフィニットジャスティス弐式を製作していきます。
元々はズゴック(SEED版)と鏡ごしに並べる予定だったのですが、
手に入るかどうかも定かではないため、隠者弐式だけで作ってしまうことにしました。
そしてオリジナリティーを出すため、リサーキュレーションカラーに挑戦してみました。
※当サイトは、アフィリエイト広告を掲載することで収益を得ています。
広告配信に関するプライバシーポリシーはこちらから確認できます。
HGCE インフィニットジャスティス弐式
HGCE インフィニットジャスティス弐式、定価3,080円(税10%込)です。
上記のAmazonのリンクは、出品者がAmazon.co.jpに限定されています。
そのためAmazon.co.jpからの出品が品切れの場合、検索結果に表示されない場合があります。
出品元のフィルターを外せば検索結果に表示されるとは思いますが、価格には充分注意してください。
パッケージ
よく見ると、パージしたズゴックの装甲もパッケージ画像に描かれています。こだわりを感じます。
パッケージ画像がマイティーストライクフリーダムとつながっています。
マイティーストライクフリーダムの粒子が一部インフィニットジャスティス弐式側に映りこんでいて、
これも繋がりを感じさせる粋な演出ですね。
箱の中身を確認
ランナーが大小あわせて13枚、シールが1枚とリード線1本が付属します。
説明書は表紙の1枚がフルカラー、その他のページがグレースケール印刷となっています。
パーツを切り出し
まずはパーツを切り離していきます。
仮組することを想定して、ランナーごとにパーツを分けながらカットしていきます。
パーツをすべて切り取り、最低限のゲート処理を行いました。
こうしてみると、小さいパーツが非常に多いです。
一旦仮組みしてから塗装するつもりでしたが、外せなくなりそうで怖くなったのですぐ塗装をすることにしました。
可動部がなく色が共通のパーツについては、接着して合わせ目消しも同時に行いました。
肩の白いパーツやフォランテス(バックパック)の一部が該当しています。
塗り分けを考える
パーツのヤスリがけなどをしながら、なんとなく色分けについて考えていました。
パーツはベースの黒か蛍光色に塗るかの2択ですが、
どの部分を黒に、どの部分を蛍光色に塗るかで仕上がりが大きく変わってきそうです。
インフィニットジャスティス弐式の本体部分はところどころに白色のパーツがあり、
白色・黄色のパーツを蛍光色にすればいい具合のバランスになりそうでした。
あとはシルバー色のフレームも蛍光色にするかどうかですが、こちらも蛍光色に塗ってしまうことにしました。
対してフォランテスは大部分がグレーに近めの明るい色で、
ここを蛍光色にするとフォランテスのほとんどがオレンジになって派手すぎることになりそうです。
なのでフォランテスは赤色や黒色などのワンポイントに近い部分を蛍光色に塗装し、グレーの部分をブラックで塗装することにしました。
こんなイメージです。
塗装準備
塗装に向けて準備をしていきます。
合わせ目消しやゲート処理を終えたパーツを洗浄して、塗装棒に取り付けていきます。
パーツの数が多くて棒が足りなさそうなので、半分ずつ塗装していきます。
まずはベースカラーで塗装するものから進めていく予定です。
理由は蛍光オレンジが手元に届いてないからで、それほど深い意味はありません。
塗装棒に取り付ける上で、地味に苦労したのがこのパーツ。
フォランテスのウィングのパーツで、ビームサーベルが展開される個所です。
フォランテス本体に取り付けるための溝があるだけで、塗装棒で掴めそうな部分がありません。
逆向きにして尖った部分を差そうとしても、溝の中で動いてしまって安定しません。
そこで、ランナーの一部を再利用することにしました。
ランナーの中で機体名が書かれている部分が板状になっていますが、
その中でも厚さがちょうどよさそうなものを選んで、4つに分割して溝に差し込みました。
(ランナー側がちょっと厚かったですが、少しだけ削ることで入りました)
この差し込んだランナー部分を塗装棒で挟めば、安定して塗装できそうです。
同じ理由で塗装棒の取り付けに苦戦していた腰部のパーツも、ビームシールドのランナーを活用して取り付けできました。
塗装棒にひととおり取り付けたら、いよいよ塗装です。
塗装(ベース色部分)
まずは手元にあるブラックを使えるように、ベース色のパーツから塗っていきます。
ブラックの前にサーフェイサーのグレーを使って塗装して、そのあとブラックに塗装していきます。
サーフェイサーもブラックを使うと、黒で上塗りするときに塗れてるかどうかが分かりにくいので色を変えています。
塗り終えたパーツの間隔が狭すぎますね…
塗装棒のスタンドが圧倒的に不足しているからなのは明白ですので、
近いうちにダイソーで猫の爪とぎ用段ボールを購入して追加作成します。
あと、今回はどうやらサーフェイサーを薄めすぎていたかもしれません。
1回の吹き付けではパーツの色が隠れなかったりしていたのですが、
2回塗装することで問題なく塗装することができました。
サーフェイサーの塗装が終わったら、ブラックに塗装していきます。
使うのはごく一般的な黒色の塗料です。
最終的につや消しクリアーでトップコート塗装する予定ですので、つや消しブラックでもよかったかもしれませんが…
実際につや消しブラックを使ったらどうなるかは未確認です。
塗装していて感じたのは、やはり黒く塗装するパーツが多いです。
ピンク、グレー、ブラックなどのパーツをすべてブラックで塗装するので、そりゃ多くなりますよね。
乾いてから見ると、塗装の膜の厚さが違うのか、つやの出方がパーツによって違っていました。
もしかするとブラックを塗装する量が少なかったのかもしれませんが、
サーフェイサーの色は隠れる程度には塗れていますので大丈夫だと思います。
つやの差については、トップコートを充分に吹くことで対応します。
というわけで、トップコート層としてつや消しクリアーをかなり厚めに塗装します。
厚めに塗ることで塗膜をしっかり保護してくれますし、つや消し効果もしっかり出すことができます。
薄いところがあると、その部分だけつや消し効果が少なくなったりしてしまうので、それを回避するよう厚めにします。
ちなみに今回はデカール貼りやスミ入れをしませんが、デカール貼りやスミ入れをするならトップコートの前ですね。
塗装(蛍光色部分)
そうこうしているうちに、蛍光オレンジの塗料が到着しました。
瓶の状態でも分かる、非常に鮮やかなオレンジです。
これは塗装後の色合いが楽しみですね。
それでは蛍光色に仕上げるパーツも塗装していきましょう。
まずはサーフェイサーでグレーに塗装していきます。
元の色を隠すことで蛍光オレンジの発色を統一させることが目的です。
ついでに細かいヤスリの傷を隠してくれたりといったオマケ効果も期待できます。
シルバーのフレーム部分もグレーのサーフェイサーで塗装しましたが、
シルバーの上からグレーなので塗れている部分が正直分かりにくかったです。
パーツ本来の色が隠れたら、上から蛍光オレンジを塗装していきます。
蛍光オレンジが塗れたら、こちらもつや消しクリアーを上から塗装して塗装終了です。
組立
あとは組み立てるだけなんですが、ここでもかなり神経を使うことになりました。
組み立てていく際、パーツがこすれてしまう部分では常に色が剥げてしまうリスクが存在します。
気を付けていたつもりでも、シールドで使われているパーツの一部が剝げてしまいました。
他にも剥げてしまうパーツが出てくるかもしれませんので、
組み立て終わってから筆で塗って目立たないようにするなりしていきたいと思います。
完成
これにてインフィニットジャスティス弐式・オリジナルリサーキュレーションカラーの完成です。
まずはパッケージイラストを意識したポージングです。
思っていたよりも少し蛍光色が多いかもしれないと思いながらも、
かなり想定に近い満足のいく仕上がりとなりました。
フレームの部分は最後まで黒にするか蛍光オレンジにするか悩んでいましたが、
手の部分や膝の部分にも蛍光色があってバランスが取れたので、これでよかったです。
次はビームライフルとビームシールドを構えたポージングです。
ビームシールドの青色と蛍光オレンジが対称色のようになっていて、コントラストがかなりはっきりしました。
ビームライフルに最低限のスミ入れをしたのもいい味を出してくれてます。
フォランテスだけでも撮影してみました。
本体部分とは黒と蛍光色を反転させましたが、いい具合のコントラストに仕上がったのではないでしょうか。
黒がメインで、蛍光オレンジが差し色程度に入っている、これくらいの仕上がりがリサーキュレーションカラーらしくていいですね。
コックピットに相当する箇所の塗装は今回おさぼりしましたが、本体に接続している時は見えない箇所なので、まぁいいかなぁと。
反省点
実際に作ってみて、いくつか課題なども見つかりました。
可動部分の塗装が剥がれてしまう
フレーム部分など、可動域の塗装が剥がれてしまいます。
特に蛍光オレンジの部分で剥がれが目立っているように感じました。
蛍光色のほうが剝がれやすいということがあるのかもしれません。
可動域を塗装する際には、
・干渉するパーツをヤスリがけしておき、擦れにくくしておく
・トップコートを厚めにかけておく
・塗膜が強いラッカー塗料を使用する
あたりの工夫をしておいた方がよかったのかもしれません。
パーツを差し込む部分がかなり固くなってしまった
パーツ同士をつなげる部分が塗膜の分だけ大きくなったことで、差し込みなどの際かなり固くなってしまいました。
差し込み部分をマスキングしたり塗装棒で挟んだりして塗装しないようにするか、
組み立て前に差し込み部分をヤスリがけしておくなどの作業をすれば解決しそうです。
あまり動かさないような部分は固くなっていてもいいとは思うんですが、そもそも刺さらないと組立作業に支障をきたしますからね…
塗り残しがあった
頭の後ろ側や膝フレームの内側など、組み立ててから気づいた塗り残しが何か所かありました。
塗装する前は「ここは外に出ないだろう」と思っていた部分が、そのまま組み立て後も見えてしまっています。
これについては、さきに仮組して仕上がりを理解しておけば回避できたかもしれません。
もしくは塗装棒をつける時に説明書を確認するなどして「ここは確実に隠れる」という場所を探す必要がありそうです。
思い込みで作業をするとどこかで抜け漏れが出てしまうという、悪い見本となりましたね…
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回はインフィニットジャスティス弐式をリサーキュレーションカラー風に塗装してみました。
個人的にはかなりいい仕上がりになったと思いますが、
作ってみて初めて分かった課題なども見つかって非常に参考になりました。
また別のガンプラでもリサーキュレーションカラー風にしてみたいです。
よければ他のガンプラ作品や記事も一緒にご覧いただけると非常にうれしいです。