今回は、ガンプラの塗装を始めた初心者~中級者におすすめのエナメル塗料を3つ紹介します。
これらはまとめて用意できれば塗装の幅が大きく広がりますので、
一緒に揃えることを検討してみてください。
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エナメル塗料(ブラック)
まず紹介するのは、黒色のエナメル塗料です。
そのまま筆塗りすることもできますし、
あとで紹介する溶剤を使って薄めればエアブラシで塗装することも可能です。
こちらの塗料には筆がついていませんので、別で筆を用意しておく必要があります。
今回おすすめする使い方であれば、細い筆が1本あれば充分です。
スミ入れ塗料(ブラック)
次に紹介するのは、黒色のスミ入れ用エナメル塗料です。
スミ入れ塗料は先ほど紹介した塗料と比べてかなり薄められた状態になっています。
そのため、パーツの溝にそってスーッと広がるのでスミ入れに最適です。
こちらは蓋の裏側に筆がついていますので、別で筆を購入したりする必要がありません。
エナメル溶剤(シンナー)
最後に紹介するのは、エナメル塗料の溶剤です。
溶剤とはものを溶かす液体のことです。
これはエナメル塗料の溶剤ですので、エナメル塗料を薄めたり溶かしたりするための液体です。
うすめ液として、もしくは洗浄液として使うことができます。
先に紹介した2つの塗料はどちらもエナメル塗料ですので、この溶剤があればどちらの塗料も拭き取ることが可能です。
3つの塗料の使い方
エナメル塗料(ブラック)
主な用途としては、重ね塗りの上塗り用として使います。
ガンダムのカメラアイ部分などを塗装するときにものすごく便利です。
目の色を変更したい場合は事前に塗装しておき、その上からエナメル塗料(ブラック)を塗装します。
ブラックでの塗装は目の部分まで塗りつぶしても大丈夫です。
ブラック塗料が乾いたら、エナメル溶剤を綿棒などに軽く含ませた状態で拭き取ります。
エナメル塗料が乾いていれば、ちょっと溶剤付き綿棒が当たったくらいではすぐに落ちなくなりますが、拭き取りたい部分は何度かこすれば塗料が落ちてくれます。
カメラアイであれば、飛び出た部分だけを綿棒で軽くこするように拭き取ります。
こうすることで飛び出ている目の部分だけ黒色塗料が拭き取られて下地の色が見えるようになります。
詳しくは下記の記事で紹介しています。
下の画像は、この方法で中央だけくぼんでいる部分をエナメル塗料のブラックで塗装したものです。
コツとしては、ブラックをしっかり塗ってから乾燥させておくことです。
まだブラックが乾いていない状態だと、残したい部分まで綿棒などについて色が落ちてしまいます。
しっかり乾いていれば、綿棒に染み込ませたシンナーが触れた部分だけ落とせるのでキレイに仕上がります。
他にもミサイルポッドの弾頭部分だけを赤色にしたい場合など、まわりを黒くしたい場合に役立ちます。
スミ入れ塗料(ブラック)
スミ入れ塗料はその名の通り、スミを入れるときに使われます。
具体的にはパーツの隙間や溝に沿って墨を入れていくことで境目をくっきりさせたり情報量を増やしたりします。
写真はシールドの一部ですが、左側のような溝に対してスミ入れブラックを塗ります。
このとき、右側のように溝からはみ出していても大丈夫です。
溝の一部にスミ入れ塗料が入れば、溝にそってスーッと塗料が広がっていきます。
塗料が乾いたら、シンナーを少しだけ湿らせた綿棒などで拭き取ります。
軽い力で何度かなでていると、はみでた塗料が綿棒のシンナーに溶かされてキレイに拭き取れます。
シンナーが多すぎると溝の中にまでシンナーが入って、スミ入れした部分まで塗料がとれてしまいますので、
綿棒に染み込ませるシンナーは少なめにしておきましょう。
はみ出した部分をキレイに拭き取れば、スミ入れの完成です。
もし溝の中の塗料が拭き取られたり薄くなったりした場合は、もう一度スミ入れを塗るところからやり直しが可能です。
エナメル塗料の注意点
エナメル塗料には共通する注意点があります。
それは、エナメル塗料がプラスチック素材を痛めてしまう点です。
合わせ目部分やはめ込み部分、ジョイントなどにエナメル塗料が流れ込んでしまうと、
柔らかくなったりしたパーツに力が加わって割れてしまうことがあります。
エナメル塗料は、できる限り他の塗料で塗装した後に使用するのがおすすめです。
もしくは組み立てる前など、パーツに力が加わっていない状況で使いましょう。
エナメル塗料の特徴については、別の記事で紹介しています。
こちらの記事もあわせてご覧いただければ、エナメル塗料についての理解が深まると思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は塗装を始めた初心者にお勧めのエナメル塗料を3つご紹介しました。
塗装をしてみたけどもう一歩ステップアップしたいときにはかなりおすすめですので、
3つとも揃えて活用してみてください。